第96回箱根駅伝は、2019年1月2日と3日に開催されます。
箱根駅伝2020年の往路、復路のコースや地図、通過時間や特徴について紹介します。
総距離217.1kmと2日間にかけて走るので、コースの特徴をつかんで観戦するとより楽しくなります。
2020年は例年より通過時間が5分以上早くなっています。
【箱根駅伝2020】往路・復路のコース・地図と通過時間や特徴
箱根駅伝2020の往路と復路のコースや地図、通過時間や特徴をまとめています。
1区(大手町~鶴見中継所):21.4km
箱根駅伝のレースの流れを大きく左右する区間。
直線的なコースが長く続きますが、新八ツ山橋の上り坂、六郷橋の下り坂があります。六郷橋あたりでスパートをかける選手が多いです。
チームのスピードランナーが多く走ります。
1区で遅れたくないので、最近は準エース級のランナーを起用することが多くなっています。
注目選手:鬼塚翔太(東海大学)、西山和弥(東海大学)、中村大聖(駒沢大学)
区間記録(第83回):1時間01分06秒
佐藤悠基(東海大学)
通過予想時刻
08:00 スタート
↓
08:10 田町周辺
↓
08:22 品川駅前
↓
08:50 六郷橋周辺
↓
09:03 鶴見中継所
2区(鶴見中継所~戸塚中継所):23.1km
箱根駅伝の最長区間で花の2区と呼ばれます。
各大学のエースランナーが走る区間です。13kmは権太坂、ラスト3kmは上り下りがあるので、体力や精神力が求められます。
ごぼう抜きが見られる区間なので、面白いと思います。
今年の箱根駅伝の2区には東洋大学の相澤晃選手がエントリーしています。日本人最高記録を超えるハイペースで走ることが考えられるので、どのくらいの差をつけて3区にタスキを渡せるか注目です。
注目選手:相澤晃(東洋大学)
区間記録(第85回):1時間06分04秒
メクボ・ジョブ・モグス(山梨学院大)
通過予想時刻
09:01 鶴見中継所
↓
09:29 横浜駅東口周辺
↓
09:38 保土谷駅信号周辺
↓
09:47 権太坂上信号周辺
↓
10:10 戸塚中継所
3区(戸塚中継所~平塚中継所):21.4km
戸塚中継所から9kmの緩やかな下り坂が続きます。湘南海岸からは強い向かい風により、走りに影響する可能性があります。
ハーフマラソンの記録が1時間1分45秒の青山学院大学のキャプテン鈴木塁人選手がチームに勢いを与えることができるのでしょうか。
注目選手:鈴木塁人(青学)
区間記録(第95回):1時間01分26秒
森田歩希(青山学院大学)
通過予想時刻
10:10 戸塚中継所
↓
10:31 藤沢橋交差点
↓
10:48 浜須賀歩道橋周辺
↓
11:05 湘南大橋出口周辺
↓
11:17 平塚中継所
4区(平塚中継所~小田原中継所):20.9km
2017年から18.5kmから20.9kmへと距離が戻っています。短い距離の時には下級生が多く走っていました。
平塚中継所~国府津駅の間にはアップダウン何カ所か存在します。
近年は4区にエースクラスを置くチームもあります。5区につなげる重要な区間と言えます。
前回大会は、東洋大学の相澤晃選手が驚異的なタイムで区間新を獲得しています。
区間記録(第95回):1時間00分54秒
相澤晃(東洋大学)
通過予想時刻
11:15 平塚中継所
↓
11:20 大磯駅入口
↓
11:25 大磯警察署
↓
11:51 国府津駅前
↓
12:20 小田原中継所
5区(小田原中継所~箱根・芦ノ湖):20.8km
2017年から区間最長ではなくなっています。
柏原竜二さんなど5分以上を差を逆転する最重要区間でした。
5区は全区間で一番差がつく区間なので、5区を制すると往路優勝する確率が高くなります。
16.2kmの最高地点を過ぎるとそこから3kmくらいまで下ることになります。
昨年は区間新記録を出した選手が2020年の箱根駅伝を走るので、以下の選手に注目して下さい。
注目選手:西田壮志(東海大学)、青木涼真(法政大学)、浦野雄平選手(國學院大學)
区間記録(第95回):1時間10分54秒
浦野雄平(國學院大学)
通過予想時刻
12:25 小田原中継所
↓
12:30 箱根湯本駅前
↓
13:00 箱根小桶園前
↓
13:30 芦ノ湖ゴール
6区(箱根・芦ノ湖~小田原中継所):20.8km
5区とは反対の下りになりますが、時速20km以上のスピードで下ります。
最初の4kmを上ってから一気に下りますが、コース取りが非常に重要です。
上りよりも下りの方が足の負担が大きいので、危険な区間と言えます。
下りが終わると平たんな道なのに上っているような感覚になります。
走り終わった後は、足の皮がむけてしまいます。
注目選手:今西駿介選手
区間記録(第95回):57分57秒
小野田勇次(青山学院大学)
通過予想時刻
08:00 芦ノ湖スタート
↓
08:27 箱根小桶園前
↓
08:51 箱根湯本駅前
↓
09:00 小田原中継所
7区(小田原中継所~平塚中継所):21.3km
7区は、9キロ過ぎから小さなアップダウンが続きますが、比較的走りやすい区間と言われています。
青山学院大学は、2017年と2018年に優勝した時には、林奎介選手の走りでほぼ優勝を決めています。
実力がある選手が走らないことがありますが、ここに力がある選手が走ることで優勝に近づきます。
注目選手:中村友哉選手(青山学院大学)
区間記録(第95回):1時間03分50秒
小松陽平(東海大学)
通過予想時刻
9:00 小田原中継所
↓
9:28 国府津駅前
↓
10:00 大磯駅入口
↓
10:05 戸塚中継所
8区(平塚中継所~戸塚中継所):21.4km
8区は平塚中継所から戸塚中継所になります。
前半は平坦走りやすいけど、中盤以降はアップダウンもあり、気温が上昇するのでスタミナに苦しむことがあります。
前回大会は、東海大学の小松陽平選手が22年ぶりの驚異的なタイムで走りました。
2020年の箱根駅伝でエントリーメンバーに小松陽平選手が登録しているので、2年連続で区間新記録なるか注目が集まります。
注目選手:小松陽平(東海大学)、岩見秀哉(青山学院大学)
区間記録(第95回):1時間03分50秒
小松陽平(東海大学)
通過予想時刻
10:05 平塚中継所
↓
10:15 湘南大橋出口周辺
↓
10:31 浜須賀歩道橋周辺
↓
10:55 藤沢橋交差点
↓
11:15 戸塚中継所
9区(戸塚中継所~鶴見中継所):23.1km
花の2区の逆を走る9区は復路で最長区間です。
9区の序盤はアップダウンが続きますが、序盤に体力を温存して後半に勝負をかけます。
9区になると優勝争いやシード権争いになることもあり、重要な区間です。10区にいい流れを作ることで最終的に良い結果をもたらすことになります。
繰り上げスタートするチームが出るので、タスキをつないでほしいと思います。
区間記録(第84回):1時間08分01秒
篠藤淳(中央学院大)
通過予想時刻
11:15 戸塚中継所
↓
11:40 権太坂上信号周辺
↓
11:50 保土谷駅信号周辺
↓
12:00 横浜駅東口周辺
↓
12:25 鶴見中継所
10区(鶴見中継所~大手町):23.0km
最終区間となる10区は、鶴見中継所から大手町の読売新聞東京本社までを走ります。
大歓声を受けながら走ることができますが、優勝やシード権争いでドラマが生まれます。
年々シード権争いが厳しくなっているので、ラストスパートでシード権を獲得したいところです。
区間記録(第84回):1時間08分01秒
篠藤淳(中央学院大)
通過予想時刻
12:25 鶴見中継所
↓
12:39 六郷橋
↓
13:05 品川駅前
↓
13:20 田町周辺
↓
13:35 ゴール・読売新聞社前